きゅうりの自家採種
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きゅうりの自家採種
きゅうりの種をとってみる!
種をとってみようと思い、キュウリをならしてそのまま、放置していました。数週間くらいだと思います。
黄色くなって来ました。徐々に黄色が全体的に回ってきたのでそろそろかと思い、取り出してみることにしました。
普通に食べるサイズです。色は濃い緑です。
切ってみると、中味は薄い緑色をしています。
種の部分はゼリー質になっています。種の殻のようなものを見当たりません。
これが、緑の未熟果のきゅうりをさらに樹上で放置し、完熟させたものです。
植物では、たいてい、緑の実は熟すと黄色くなったり、赤くなります。
切ってみました。断面は真っ白です。未熟果だった、食べごろのキュウリは透明感の薄いある緑色でした。
皮は黄色、果肉は真っ白。まるでマクワウリです。
食べてみると、ほんとうにマクワウリのように甘いです。どう考えてもキュウリとは思えません。
タネをとる予定だったのですが、受粉ができていませんでした。
タネが出来るはずのゼリー質の部分が空です。
中に2粒だけ、タネの入っている場所がありました。
キュウリは、単為結果性があるものが多いようで、受粉しないでも実が肥大するようです。
また、自家採種するには、伝統的な固定種を自家採種してください。
キュウリの種をとって品種を維持するにはそれなりの広さがないと難しいかもしれません。雌花と雄花が離れているため、他のウリ科の野菜が近くに植わっていると虫が受粉させてしまい、交雑してしまいます。
同じ品種の固定種のきゅうりだけを一面に植えていないと難しいかと思います。そういうことをするためには、よほど広い土地があって、一部をそういう目的で使うということにしないとなりません。
しかし、地這いキュウリを育てる場所もなく、節成キュウリを狭いベランダで密集させているような感じですと、キュウリの自家採種をするところまでいきつかないというのが現実だと思います。